不安神経症が再発することはある?再発を予防する方法は?

不安神経症は治療が難しい精神疾患と言われており、また「再発」しやすいという性質もあります。

精神科を受診して治療が成功した後に、また同じ不安神経症を発症する人の割合は4人に1人ほどいるそうですので、かなりの人たちが再発に苦しんでいると考えられます。

不安神経症のメカニズム自体が複雑である分、再発の原因もまた複雑です。

再発の予防には、生活習慣・考え方・環境の見直しなど、多くの要素を総体的に考える必要があります。

不安神経症が再発する原因は?

不安神経症の再発について興味深い研究結果があります。

それは、元不安神経症患者を取り巻く家族や親しい友人など、「周囲の人間関係」によって再発率に違いが出るというものです。

かんたんにいうと、「周囲の理解の差」が治療後の状態に大きな影響を与えるということです。

研究ではこれを「感情表出」と呼び、周囲の人々が元不安神経症患者に対しどう接するかによって再発率が違ってくるというものです。

再発に繋がりやすいケース

批判的な態度をとられる

不安神経症そのものに「批判的な態度」をとる家族や知人がいる場合があります。「甘えている」「気にし過ぎだ」「もっと強くならなければならない」など、たとえ患者に好意があってもつい傷つくことを言ってしまうケースが挙げられます。

敵意をもたれたり敬遠される

職場などで、不安神経症の経験があること自体で人間性を疑われたり、特別視されるなど「敵意」をもたれたり、「敬遠」される状態はストレスの原因となりますので再発リスクが高まると言えるでしょう。

周囲が合わせすぎてしまう

病気に対して過剰に気を遣う家族や友人がいる場合にも注意が必要です。元患者中心に配慮し過ぎ、いわゆる「過保護な状態」を作り上げてしまうことも再発しやすい原因になります。

 

これらのどれかに当てはまる環境では、そうでない元患者よりも再発率が高まるということが明らかになっています。

また、通院中に改善した生活習慣を、完治後に「もう治ったから大丈夫」と元に戻してしまった場合にも再発率は高まります。

その多くは「仕事」、「食生活」、「生活習慣」です。

せっかく完治しても、職場に復帰してすぐに元の仕事量をこなすようになれば再発のリスクは高まってしまうでしょう。

食生活や生活習慣なども治療後に元に戻りやすい傾向にあるようです。発症したときのような生活状況に戻ることで、また同じように発症してしまう可能性があります。

再発しないための予防方法や考え方

自分の身を置く環境や人付き合いに気をつける

良くも悪くも、人は周りの環境に影響されやすい生き物です。

ネガティブな人と付き合えば、自分もネガティブな考え方や捉え方になりやすいですが、逆にポジティブな人と付き合うようにすれば、前向きな考え方が学べることで良い影響を受けることができます。

もし「自分の性格や考え方を変えたい」、「もっと他の考え方を身につけたい」と思っているのであれば、周りの環境を変えてみることをおすすめします。

自分の身を置く環境を改善するのには、思い切った行動が必要になります。

たとえば、

  • 転職を考える
  • 付き合う人(人間関係)を変える
  • 友人と一時的に距離を置く

など、強い決意と行動力をもって立ち向かわなければなりません。

しかし、こういった行動をとることで本当の克服に繋がることがあります。

最近は働き方の自由度が増していることから、対人ストレスの少ない職種も増えてきています。

今すぐに転職を決意するわけではなくても、まずは

  • どんな職種・会社があるのか?
  • 自分を必要としてくれる企業はどのくらいあるのか?
  • 自分の市場価値はどの程度なのか?

などをあらかじめ知っておくことで、いざという時に素早く対応することができます。

「ミイダス」というサイトなら、かんたんな質問に答えていくだけでこうした情報をまとめて入手することができますので、無条件で登録しておくことをおすすめします。

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仕事内容やペースの見直しも必要

せっかく症状が回復しても、すぐに発症前と同じようなハードワークに戻してしまうと再発してしまうリスクは高まります。

仕事の負荷を減らすために、上司に相談して業務内容や残業時間を見直してもらうことも大切です。

周りのことを考えると躊躇してしまうかもしれませんが、そこは「自分の健康が第一」だと割り切って、勇気を出して相談してみましょう。

精神の安定やストレス対策に効果的な栄養は取り続けることが大切

栄養の摂取方法でも人の精神状態は大きく変わってきます。

精神安定やストレス対策に必要な栄養素を十分に摂取していない場合も、やはり再発リスクは高まるでしょう。

食生活を改善することは、非常に取りかかりやすく再発防止に効果的な方法です。

最近ではサプリメント等を利用し、不足しがちな必要栄養素を補給する方法もありますから、日常に取り入れてみるのも一つの手です。

私が症状を克服するうえで役立ったサプリメントは以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

不安神経症の症状を克服する際に活用したいサプリメント

不安や憂鬱におすすめのサプリ【リラクミンSE】

日頃の予防が大切

このように不安神経症の再発に関しては、原因要素が多く一概に言えない部分もありますが、たいていはご紹介したどれかに当てはまるようです。

1度再発をした人は、2度めの再発率がさらに高くなり、3度め以降になると重症化する可能性もあります。

不安神経症は”予兆”が現れる頃には、すでにかなり進行していることが多い病気ですので、症状の兆しが現れる以前から再発防止の先手を打っておくことが大切だと言えるでしょう。

【この記事のまとめ】

  • 「批判的な態度」「敵意・敬遠」「周囲が合わせすぎる」といった環境的な要因があると再発しやすくなる
  • 不安神経症発症前の「仕事量」にすぐに戻すことで再発しやすくなる
  • 不安神経症発症前の「食生活」「生活習慣」に戻ってしまうことで再発しやすくなる
  • 転職・実家から離れるといった思い切った環境の変化をしてみることで克服に繋がることがある
  • 食生活を正し、サプリメントなどで不足栄養素の補給をする


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