不安神経症で胸やけ、むかつき、もたれは起こる?具体的な症状と原因

ストレスやプレッシャーを強いられる立場の人などには胃痛もちの方が多くいますが、これは人の精神と胃が連動しているために起きる症状です。

胸やけやむかつき、もたれなど、これら「胃」に関する不快な症状は、不安神経症の初期段階にも現れやすい代表的なものだといえます。

胸やけ、むかつき、もたれの具体的な症状

不安神経症など、神経性の胃の不調では次のような症状が現れます。

  • むかつき
  • ちくちくとした痛み
  • 胃酸が逆流している感覚(酸っぱい味がする)
  • 胸が焼けるような感覚
  • 食後に重たくなる
  • 食後数時間経っても消化しない感覚
  • 胃が熱くなる感覚

 

こういった明らかな胃の不調でも、胃の病気と神経性からくる症状を感覚だけで見分けるのは難しいでしょう。

なぜなら、不安神経症が原因で胃の不調が現れる場合も、胃病の場合も「胃酸の分泌」が同じように関係しているからです。

ただ、「不安」「緊張」「恐怖」などを感じてすぐに発症するものは、「神経性」からくる可能性が高いとみて良いでしょう。

心の動きと胃の連動は非常に早く、「嫌悪感」「焦燥感」「怒り」「極度の不安」などを感じると即座に胃にも変化が現れることが多いようです。

胸やけ、むかつき、もたれが出てしまう原因

なぜ、不安神経症になると胃に不調が現れるのでしょうか?

それには2つの原因が考えられます。

1.自律神経のバランス異常

不安神経症になると、日々強いストレスを感じることで、しだいに「自律神経のバランス」がおかしくなってきます。

自律神経は胃や腸などの消化器官をコントロールする司令塔ですので、ここの働きが正常ではなくなると不調も現れやすくなります。

胃は食物を食べたときに強い胃酸を分泌し、腸で消化されやすいように溶かして小さくします。

胃酸は相当硬いものであっても溶かしてしまう強い酸ですから、これが空腹時に分泌されると胃壁を荒らして傷つけてしまうのです。

これが胸焼けや熱くなるといった症状の原因です。

 

反対に、自律神経のバランスが狂っている状態で食事をすると、胃酸が分泌されにくいこともあります。

すると今度は胃の中の食物がいつまでたっても消化されないので、もたれやむかつきなどの症状が現れてしまうのです。

自律神経のバランスを整えるためには、定期的な運動を取り入れたり、適切な栄養素を摂取することが有効です。

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2.嘔吐中枢への刺激

不安神経症になると、脳内の「嘔吐中枢」が刺激されることがあり、その原因は強いストレスを脳が感じてしまうことです。

嘔吐中枢が刺激されると、咽頭部の、胃と食道のつなぎ目にある「括約筋」が開き、食物が逆流してしまいます。

このときに消化途中の、胃酸がたくさん付着した食物が逆流しますから、食道や胃の上部を酸によって傷つけてしまうのです。

「酸っぱい感じがする」という感覚は、嘔吐中枢が刺激されて胃の内容物が逆流したことによるものです。

ほとんどの場合が実際に嘔吐するわけではなく、喉元付近でなんとかこらえて意識的に飲み込み、何度もそれを繰り返します。

食道はもともと胃酸に耐えられるような性質ではなく、粘膜もあまり強くありませんので、すぐに荒れてしまい、痛みなどを感じるようになるのです。

この場合には口臭が強くなるなどの症状も同時に現れることがあります。

早急な対処を心がけましょう

不安神経症による胸やけ、もたれ、むかつきは、一般の胃薬では効果が薄いことが多いそうです。そういった違いで神経性か胃病からくるものかを判断することができるかもしれません。

原因が精神的なものであっても、長く胃の不調を放っておくと重症化して胃に関するさまざまな病気に進行することもあるようなので、早急な対処を心がけなければなりません。

【この記事のまとめ】

  • 不安神経症からさまざまな胃の不快症状が現れることがある
  • 不安神経症から起きる胃の不調は胃酸の分泌が関係している
  • 不安神経症からくる胃の不調は自律神経のバランスの狂いと嘔吐中枢への刺激が原因
  • 神経性の症状であっても重症化して潰瘍などに進行することがあるので早めの処置が必要


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