不安神経症は向上心や責任感が強すぎるほどなりやすい?

不安神経症などの精神疾患は「心の弱い人」がなるものと捉えられがちですが、実はそうでもないことも多いようです。

向上心や責任感が強い、世間では「立派な人」と言われるような人たちも多く発症しています。

もちろんこういった性格を持つすべての人が当てはまるというわけではありませんので、あくまで「傾向」として参考程度に捉えていただけると幸いです。

向上心や責任感が強すぎると精神疾患になりやすい理由

向上心や責任感が強すぎる人が精神疾患になりやすい理由は、本人の「思い・欲求」の部分にヒントがあります。

  • 「他者よりも活躍したい」
  • 「目立ちたい」
  • 「負けたくない」
  • 「褒められたい」
  • 「恥をかきたくない」

こういった心理を「承認欲求」や「自己顕示欲」などと呼びますが、適度であれば行動の大きな原動力になりますので必要なものでもあります。

反対にこういった感情が薄い人はやる気や積極性に乏しく、会社内では「使えない人」などというレッテルを貼られがちです。

しかし、これが度を越して強くなりすぎると自分でハードルを高くしてしまうので、ストレスが増大するわけです。

仮に向上心・責任感が強い人が些細なミスでも犯してしまうと、”重大事”と受け止めていまい、精神的に受けるダメージが必要以上に大きなものとなります。

毎日が強い緊張感とともに進んでいきますので、疲労も大きく「いつ壊れてもおかしくない状態」となってしまいます。

どんな精神疾患になりやすいか

向上心や責任感が強く、自ら強いストレスやプレッシャーを作り出す人は、不安神経症以外にもさまざまなタイプの精神疾患になる可能性があります。

精神疾患の種類と特徴

  • 全般性不安障害…発作を伴わない不安障害全般
  • 社会不安障害…他者とのコミュニケーション時に起きる不安障害
  • パニック障害…発作を伴う不安障害
  • 自律神経失調症…自律神経のバランスが狂い心理的要因から肉体的障害が現れる疾患
  • うつ病…脳機能が低下し感情の起伏が失われる疾患
  • 強迫神経症…特定の事柄に対して強い執着をもってしまう精神疾患
  • 依存症…一定の快感が得られる対象(アルコール・ニコチン・カフェイン・性行為・薬物など)に依存してしまう精神疾患
  • 睡眠障害…ストレスや自律神経障害により眠れなくなったり睡眠の質が低下してしまう障害
  • 摂食障害…ストレスにより過食や食欲がなくなるなどの生理的な障害
  • 多動性障害(ADHD)…落ち着いて座っていられない、集中力が欠如するなどの精神疾患で最近で、子供に多く見られるが、最近では大人で発症するケースも多い

現在社会で大きな問題となっている「引きこもり」や「出社拒否」「登校拒否」なども、これら精神疾患がもたらすことも少なくないようです。

精神疾患は元の原因がどうであれ、進行すると思いもよらない方向へ進んで行ってしまうという怖さがあります。

今や「心の病」は気持ちの弱い人だけではなく、ストレスを抱えるすべての人に発症の可能性があると言われていますので、自分なりのストレスケア方法を見つけ、ストレスを溜めない習慣を持つことが大切です。

また、物事の考え方や捉え方ひとつでもストレス量は変わってきます。

「これはこうでなきゃダメ」などと言った強いこだわりやルールがあるほど感じるストレスは多くなりますので、できるだけ柔軟な考え、楽観的な考えを取り入れるようにしたいところです。

不安神経症の症状を和らげる考え方・捉え方

【この記事のまとめ】

  • 精神疾患は向上心や責任感が強い人がなりやすい傾向にある
  • 深層心理の「承認欲求」「自己顕示欲」などが強すぎると精神疾患を招きやすくなる
  • 向上心や責任感が強い人はそうでない人の何倍もストレスとプレッシャーを感じる
  • 向上心や責任感の強い人がかかる精神疾患のパターンにはさまざまなタイプがある


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