不安神経症に処方される主な薬と副作用│薬以外の改善方法は?

現在急増している「不安神経症」や「パニック障害」などの精神疾患は、精神科や心療内科が専門医として治療にあたります。

しかし、精神科や心療内科の多くが”薬物治療”に偏った治療方針を行うのが現実です。

不安神経症に使われる精神科系治療薬は、即効性はすばらしいのですが「副作用」や「依存症」、「離脱症状」の不安があります。

不安神経症の薬を突然やめたときにでる「離脱症状」とは

あまりに副作用が強い場合は医師に相談し、減薬したり、ほかの薬に変えてもらう等の判断をしてもらう必要があると思います。

もちろん副作用がまったく出ない方もいますが、私の場合は薬を飲み始めてすぐに頭痛や眠気などの副作用が現れました。もともと薬に頼り続けることに疑問を覚えていたこともあり、服用し始めてから少しして薬を飲むことをやめました。

精神の安定に役立つ栄養の摂取や、規則正しい生活を心掛けた結果、症状は少しずつ良くなっていきました。私が行った克服方法は以下の記事でまとめていますので、よろしければ参考にしてみてください。

不安神経症を自分で治すうえで役に立った3つの考え方と5つの行動

 

このページでは、不安神経症によく使われている治療薬と主な副作用などをまとめています。また、薬を飲むこと以外にできる改善方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

抗うつ薬(SSRIなど)

うつ病やパニック障害、全般性不安障害の特効薬として世界的に使われているのが、抗うつ薬(SSRIなど)です。

感情をつかさどる神経伝達物質の司令塔である「セロトニン」を人工的に脳内に充たす作用があり、即効性もあります。

古くから使われてきた三環系抗うつ薬に比べると副作用も少ないと言われていますが、SSRI独特の障害が現れることが報告されています。

  • 吐き気や嘔吐
  • 性機能の低下
  • 睡眠障害

などが代表的なものです。

世界的な研究では、長期間SSRIを服用することによって逆に感情の爆発が起きて事件を起こしたり、精神病の症状が悪化してしまう可能性があることが解っています。

不安神経症と『ルボックス・レクサプロ』効果・副作用・注意点

抗不安薬(ベンゾジアゼピン系抗不安薬)

古くから精神病薬として使われています。

「精神安定剤」という呼称で知られていますが、副作用が出る可能性のある治療薬です。

  • 翌日まで効果が持続する持ち越し効果
  • 記憶障害
  • 脱力感
  • 言語障害
  • 離脱作用(服用を中止した時に症状が悪化したり眠れなくなるなど)
  • せん妄(錯乱・興奮・意識障害)
  • 依存性
  • 胎児の奇形

服用には細心の注意が必要なのが抗不安薬の特徴です。

病院では比較的かんたんに処方されますが、習慣化して副作用に悩む人が多いのもこの薬の怖いところです。

不安神経症と『メイラックス』・『ソラナックス』効果・副作用・注意点

睡眠導入剤

現在の病院で使用される睡眠導入剤は、以前まで主流だった「三環系睡眠薬」よりは人体に与える害は少なくなっていると言います。

前述の「ベンゾジアゼピン系」の薬剤が原料となるものがほとんどですので、副作用も抗不安薬とほぼ同じものが現れるといってよいでしょう。

ただし、薬の効果は強いため、副作用もそれに比例して大きくなります。

特に注意が必要なのが「依存性」です。

精神科でも「睡眠導入剤を減らす」ことを指導する医師が少ないことも問題で、服用者の大半は依存症に陥っていると言われています。

英国研究機関の発表では・・

  • うつ病を悪化させる
  • 自殺をする危険性が増大する
  • 暴力行為・暴力的な言動が増える

など、長期使用によって逆に精神を不安定にしてしまうこともわかっているので、使用には十分な注意が必要です。

薬だけに頼らないことも大切。自分でできる改善方法とは?

不安神経症の症状を一時的に薬で抑えることができても、根本的な治療にはなりません。

「克服できた」と言えるようになるまでは、自ら改善に向けた行動を起こし続けることが必要となるでしょう。

以下に、自分でできる不安神経症の改善方法を3つご紹介します。

①心を休める

不安神経症の症状を改善するためには、まず「休むこと」が大切です。
「休む」というと、身体を休めることを連想しがちですが、ここで言う「休む」とはただ単に身体を休めることではありません。

心と体は密接につながっているので、ときには身体を休めることも大切です。ただ、不安神経症の場合は精神的な疲れが原因になることが多いため、身体を休めるだけでは不十分であることもあります。

心を休めるためには、意識的に穏やかな生活を送ることが大切です。
体を休めるだけではなく、疲れて渇ききった心に潤いを与えるような、その人にとってリラックスできることを行うことが最良だと思います。

例えば、自分のお気に入りの音楽を聴いたり、自分の好きな本を読んだり、自分が「うれしい」「楽しい」と思えることに時間を費やすことが大切です。

また、気分が良ければ、近所を散歩したりして外の世界に触れてみるのも良いでしょう。日光に当たることや、人とコミュニケーションをとることで脳内にあるセロトニンという物質が活性化します。セロトニンが活性化するとやる気や元気が出やすくなりますので、不安感や憂鬱といった症状の緩和にもつながります。

不安や憂鬱におすすめのサプリ【リラクミンSe】の効果と特徴をレビュー

②腹式呼吸で副交感神経を優位にする

自律神経とは、人間が生きていくために無意識のうちに心身の機能をコントロールしてくれる神経です。

自律神経には交感神経副交感神経と2種類があります。

交感神経は活動時に働いて心身を活発にし、副交感神経は休息時に働いて心身をリラックスさせてくれます。

健康時は自律神経のバランスが一定に保たれていますが、不安神経症の場合はこの自律神経のバランスが乱れていることが多いと言われています。不安やストレスにより交感神経が過敏に働き、副交感神経の働きが弱っているのです。

交感神経が過剰に働くと、緊張や恐怖、不安を感じやすくなり、身体をリラックスさせることができません。

ですから不安神経症の症状を改善するには身体をリラックスさせる副交感神経を優位にすることが重要なのです。

この方法の1つとして腹式呼吸が効果的だと言われています。

効果的な腹式呼吸のやり方

腹式呼吸は、自分のリラックスできる場所で行いましょう。
お腹に両手をあてて鼻で空気を吸い、お腹の中から空気を絞り出すようにゆっくり口から息を吐き出します。息を吸う時間より吐きだす時間のほうを長くすることがポイントです。これを5分~10分繰り返します。

お腹に空気を入れて深い腹式呼吸をすることで自律神経を刺激し副交感神経の働きを上げることができます。
そうすることで、心身の緊張が取れ、精神的なストレス緩和につながります。

③他のことに意識を向ける

不安神経症の人は不安症状の辛さから行動範囲が狭くなり、家でじっとしている時間が多くなります。そのことで自分の不安と向き合う時間が増え、「次に症状が出たらどうしよう」「自分はおかしいのではないか」等、不安が不安を呼び、ますます不安症状を誘引することになります。

このような悪影響に陥らないためにも早いうちに改善策をとらなければなりません。

不安神経症を改善するためには、他のことに意識を向けることも効果的です。

「病気をしている暇がない」と言えるほど、違うところに意識が向くようにすることが症状の改善につながることもあります。

例えば、スポーツをしたり、音楽を聴いたり、とにかく自分が楽しいと思えることに没頭してみるのです。

楽しい時間を過ごせば、楽しいことに意識が向き、結果として不安なことへ意識が向かなくなります。はじめのうちは気が進まないかもしれませんが、実践していくうちに楽しさの方が勝り、不安感を大きく軽減できることがあります。

おわりに

残念ながら薬の副作用の危険性があるにもかかわらず、他の治療方法を持たない精神科や心療内科もあるのが実情です。

最近ではこれらの医療薬に変わって、栄養補給を補い体調と脳・神経を健康に保つサプリメントの服用も新たな改善法として広まりつつあります。

不安神経症の症状を克服する際に活用したいサプリメント

また、先ほどご紹介したような自分でできる改善方法を試していくことも効果的です。

いつ不安症状が起きるのかという不安を考えるよりも、症状が緩和するような方法を考えたり、チャレンジしたりと自分自身をコントロールすることで、状況が好転する可能性は高くなるでしょう。

この記事のまとめ

  • 病院で処方される不安神経症治療薬は副作用が起きる可能性がある
  • 抗うつ薬(SSRI)は不安神経症の症状を悪化させることがある
  • 睡眠導入剤は依存症が心配
  • 自分でできる改善方法をまずは初めてみることが大切


サブコンテンツ