不安神経症で異常に汗が出るケース~原因や症状~

ストレスが多い現代社会の中で、強い不安や緊張が日常生活に支障をきたしてしまうほど現れるのが不安神経症です。

さまざまな症状の中でも「発汗」に悩む人は少なくありません。

人前で過度な発汗をしてしまったり、握手をするときに手が異常に湿っていたりという恥ずかしい思いをした経験から、他人と接触することや人前に出ることに抵抗ができて引きこもりになってしまうケースもあります。

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不安神経症によって異常に発汗してしまう症状や原因はどんなものなのでしょうか?

発汗の具体的な症状

不安神経症による発汗は、「発汗恐怖症」とも呼ばれています。

人前で緊張した時などに必要以上に汗が出てしまうのが主な症状です。

そして、それを過度に気にすることで余計に緊張しさらに汗をかいてしまう・・・という悪循環に陥ってしまいます。

汗が出る場所は、脇の下や手のひら、背中、額、頭など、人によってさまざまですが、とくに女性の場合だと、脇などの汗じみに対して人の視線を極度に恐れてしまうことが多くあります。

これと併発して起きやすいのが、肩こりや首こりです。全身に力が入りがちになりますので、意識しすぎないように注意が必要です。

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こういった精神的な要因と、日常生活のストレスなどで、良くなったと思っても再発を繰り返してしまうことも多く、治療が長期にわたるケースも少なくないようです。

心因性の病気には特効薬が無く治療も長引くことで、次第に気分がうつ状態となってしまったり、アルコールなどの依存症を併発してしまうこともあります。

なぜ不安神経症になると汗が出やすくなるのか

不安神経症の原因はストレスや精神的ショック、悩みなどの不安が元になることが多くあります。また、さまざまな脳内の神経伝達物質が関わっており、脳の機能障害によって起こる病気とも言われています。

代表的なものとしては、脳内物質である「セロトニン」が挙げられます。

ストレスなどの影響によってセロトニンが不足すると、「不安感」や「過度な緊張」「憂鬱」などを感じやすくなり、こういった精神の不安定さが発汗に繋がることがあります。

精神安定やリラックス成分を含んだサプリメントを活用することで、セロトニンの分泌を促すことができると考えられます。

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それによって、アポクリン腺やエクリン腺といった汗腺などの異常が引き起こされてしまうのが、大量の発汗の原因ではないかと考えられています。

最初は、人に汗を指摘されたり、人前で話すときに少々汗をかいてしまい視線を感じた、などというちょっとした発汗の体験がきっかけとなり、以後それを過剰に気にしてしまうようになります。

そして「また汗をかいてしまったらどうしよう」と強く不安を感じるようになってしまい、そのせいでまた汗が出やすくなってしまうということの繰り返しが非常に多くみられます。

発汗という性質上、圧倒的に女性が悩まされるケースが多く、とくに神経質な性格である場合、不安神経症になりやすく治療も長引きやすい傾向にあります。

不安神経症になりやすい性格、なりにくい性格

汗が止まらないときの対処法

まずはちょっとしたことでもできることは何でもやってみることが大切と言えます。

着替えやタオルを持ち歩いたり、脇汗パットや汗をたくさん吸水する下着を身に着けたり、人前で発表などがある時は精神安定剤などを処方してもらうなど、少しでも不安を取り除くことができそうなことは試してみましょう。

治療は長期戦になると覚悟した上で、たとえ応急処置のようなものでもやれることはやっているという事実がちょっとした安心感にもつながります。

そして、不安神経症全般に言えることですが、専門医を受診すると同時に自身と向き合い、自身の性格、症状をそのまま受け入れることが解決への糸口です。

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まとめ

不安神経症による発汗は、強い不安や恐怖を当事者が常に抱えており非常に辛いものです。女性なら尚更、発汗は恥ずかしいと思ってしまいがちですが、その思い込みが余計に症状を悪化させてしまうという厄介な面があります。

不安神経症は薬物治療と心理療法の2つの治療を進めて行くことになりますが、すぐに治ることはまれだそうです。長期にわたる治療の期間、薬の副作用や良くならないジレンマに苦しむことはよくあることなので、相性の良い信頼できる専門医との出会いが大変重要になってきます。

周りはなんの悩みも無く生きているように見えてしまうものですが、ストレス社会の現代、多くの人が不安神経症の何らかの症状に悩まされているのが現状です。

いつかは必ずよくなると信じ、自分自身をありのまま肯定しつつも心理療法に従い、焦らず一歩一歩治療を進めることが大切です。



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