不安神経症はどこで診てもらえば良い?検査や診察方法、自分でできることとは

不安神経症に苦しむ人は意外に多いといいます。

公的機関の調査ではわが国の人口の6%ほどの方が「経験がある」とのことです。

これは、生活習慣病などに匹敵する数でもあることから「国民病」の一つと考えてよいでしょう。

では、もし自分が不安神経症になってしまったら、いったいどこで診てもらえばよいのでしょうか?また、自分でできる改善方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

このページでは、不安神経症を治療する病院や診療方法、改善方法などをまとめました。

不安神経症を診てくれる病院・施設

不安神経症は「精神科」「心療内科」「メンタルクリニック」などで診てもらうのが一般的です。
病気や治療法の新たな発見が盛んなジャンルですので、治療法も各病院でかなり違いがあるのが現実です。

ですから、自分にあった病院や医師を模索して「ドクターショッピング」することも多い病気だともいえます。

精神疾患のほとんどは、身体的な病気と違い病状の進み方や治療効果などが数値として現れません。

患者はそれに対しても”不安”を抱くことになることがあるようです。じっくりと腰を据えて、自分の病気と向きあう心構えが必要です。

【重要】不安神経症を治療する病院の選び方。診療や薬、カウンセリング方法は異なる

不安神経症の検査方法

前述の通り、不安神経症は病気の主たる部分は検査をしても「数値」としては現れません。
血液検査や尿検査、血圧など基本的な検査をすることがありますが、これは身体的な病気が原因で精神症状が出ていないか確認するためです。

また、後に処方する抗不安薬や睡眠導入剤が体に適合しているかどうかなども、このときに調べます。

不安神経症の核の部分を探る検査は、ほとんどが「触診」と「問診」になります。
もちろん精神科医は専門家ですので、問診のノウハウはありますが、その技術に大きな差があることも事実です。

不安神経症の治療方法

不安神経症の治療には「薬物療法」「心理療法」があります。
この二つを併用することもあり、それは担当医のもつ治療コンセプトによって違いがあります。

不安神経症の中には、発作を起こす「パニック障害」なども含まれますが、この場合には心理療法のカリキュラムも少し特別なものになります。
代表的な診療パターンは以下のようになります。

  • カウンセリング
  • 急性的な症状を和らげるための抗不安薬やSSRI(抗うつ薬)などの処方
  • 症状を悪化させる不眠症の改善のための睡眠導入剤の処方
  • 考え方、価値観を矯正する認知療法
  • 認知療法に加えて作業や共同活動・患者同士のディスカッション・体験告白・芸術的な作業などの行動療法
  • パニック障害併発の場合のエクスポージャー法(苦手な場所、行動に慣らす方法)
  • 生活指導

これら以外に日本に古くから用いられている心理療法に「森田療法」という、体型立てられた治療法もあります。
非常に優れた治療法ではありますが、こちらもインストラクターの能力で効果に差があらわれるようです。

自分でできる改善方法にはどんなものがあるのか

症状が出ていても、病院に行くことに抵抗があったり、薬の副作用や依存が怖くて飲みたくないといった方は多いようです。

不安神経症に処方される主な薬と副作用の記事で書いているとおり、精神科系治療薬は、「副作用」や「依存症」、「離脱症状」が現れるリスクがあります。

ただ、どこにも行けないくらいに症状が悪化している場合はやはり薬に頼らなくてはならないこともあるでしょう。

もし、「薬に頼らず自分の力で克服したい」と思う方や、症状が比較的軽度である場合は、以下の記事でご紹介している改善方法を試してみてください。

不安神経症を自分で治すうえで役に立った3つの考え方と5つの行動

【この記事のまとめポイント】

  • 不安神経症は「精神科」「心療内科」「メンタルクリニック」などを受診する
  • 不安神経症の検査は触診と問診が主に行われる
  • 不安神経症治療には薬物療法と心理療法がある
  • 心理療法には認知行動療法・エクスポージャー法・森田療法などがある
  • 不安神経症の治療を行う医師はスキルに差がある


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