ストレスは心だけではなく肉体もむしばむ│考えすぎて悪循環に陥っているケース

不安神経症は「本人の考え方や物事の捉え方」などで、自らの心と体を壊してしまう病気と言っても過言ではありません。

とくに不快なことがあったわけでもなく強いストレスを受けてもいないのに、症状が悪化してしまうこともあります。

これは、いろいろと答えの出ない悩みや問題を「考えすぎている」ことが原因です。

「考えすぎる」ことで、知らず知らずのうちに不安神経症を進行させてしまうこともあるのです。

「ストレス」には種類がある

ストレス精神疾患の原因のほとんどは「ストレス」からくるものですが、その”ストレス”にもいくつか種類があります。

「仕事へ行く」「人に会う」「雨の中買い物に出かける」といった日常の出来事もストレスの一種です。

そして「悩み事」「トラウマ」なども重いストレスとして精神疾患の直接的な引き金になることもあります。

また、スポーツなどで体を動かしたりすることもストレスの一つで、病気などの「痛み」「痒み」など身体的なストレスもあります。

中にはスポーツや仕事のように、後々「達成感」を得られるものもあり、こういったストレスは適度に味わう生活をしていないと、生活にメリハリがなくなって逆に心身に悪影響を与えてしまうものです。

同じストレスであっても、本人の物事の捉え方によって良くも悪くも性質が変わります。

たとえば、同じ仕事をしていても、不平不満しか感じない人と仕事にやりがいを感じている人では「ストレスの種類」も変わってくるというわけです。

考えすぎは「肉体的なストレス」をつくりだしてしまう

悩みがあったりスッキリしない日々が続くと、不安神経症の人は考えすぎてしまう性質があります。

今考えても答えの出ないような悩みや、取り返せない過去の出来事、また自分を過度に卑下するような考えは、肉体的なストレスをつくりだしてしまうのです。

ネガティブな考えをもつと、脳に「ノルアドレナリン」というストレス物質が分泌され、交感神経が働いてしまい、全身が緊張状態になってしまうのです。

筋肉が硬直して疲れやすくなりますが、運動で使う筋肉とはしくみが違い血流を悪化させて「肩こり」や「腰痛」の原因にもなるのです。

心身の緊張からくる首こり・肩こりの原因や解消法

こうして「体のストレス」が新たに生まれることになります。

心と体が悪循環をつくりだす

心の状態から体にストレスをつくってしまうと、しだいに健康状態も悪くなり肩、腰のこりや痛みなど多くの不快感、不定愁訴が生まれます。

そして今度はその健康状態の悪さがまた「心の悩み」となりネガティブな思考に拍車をかけることもあります。

この悪循環は、どこかで意識的にストップをかけなければ止まることはありません。

最初は小さな悩みを繰り返し考えていただけのものが、本当に体を壊してしまうようなことになるのです。

「守り」や「逃げ」の姿勢では良くならない。攻めの行動を起こそう

自分で対処できないトラウマがあるなら、専門家やカウンセラーに診てもらおう

 

「心と体の悪循環」で、とくに注意しなければいけない”ターニングポイント”があります。

疲れやすくドロのように眠っている間はかまいませんが、夜中に中途覚醒を何度も起こすようになったり、寝付きが悪くなり始めると危険信号です。

睡眠による心身のリカバリーまで失ってしまえば、想像以上に症状が進行してしまうからです。

不安神経症から不眠症へ│眠れない原因と対処法

【この記事のまとめポイント】

  • ストレスにはいくつかの種類があり、受け止め方によっては悪いストレスになる
  • 考えすぎによって「肉体的なストレス」をつくりだすこともある
  • 考えすぎは、心と体で交互に悪循環がはじまる
  • 睡眠に支障が現れ始めると、症状悪化のターニングポイント


サブコンテンツ