「一人になりたい」・「人に会いたくない」│人と会ったり話すのが億劫になるケース

不安神経症になると、人と会ったり話したりするのが億劫になってしまうことがあります。

これは、ふだん心の中で考えているマイナス思考が過剰になったためで、放っておくと出社・登校拒否や引きこもりなどになることもあるので注意が必要です。

考えごとばかりして気分も体の調子も優れない・・・。

こういった症状だけでなく、人とコミュニケーションをとるだけで大きなストレスを感じ、正常な社会生活を送れなくなると病状がさらに悪化してしまうこともあります。

これらはいったい、どういったことが理由で起きるのでしょうか?

回避性パーソナリティー障害の併存

『回避性パーソナリティー障害』とは、過去に心が傷ついた経験や恥ずかしい思いをしたようなことがきっかけで、社会とのつながりを拒んでしまう不安障害のタイプです。

もともとは不安神経症とは別の心の病として扱われていましたが、現在では同じ分類をされています。

回避性パーソナリティー障害になることで、普段の学校や会社での生活が重荷になり、ストレスを蓄積させることでさらなる重い症状に進行してしまうこともあります。

理由もなく心と体に不調を感じる人は、知らず知らずのうちに回避性パーソナリティー障害になっていた可能性も捨て切れません。

両者を併存させている不安神経症患者も少なくないのです。

ほんとうに「孤独」が好きなわけではない

人と会ったり話したりするのが億劫な人がすべてが「孤独」が好きなわけではありません。

孤独を愛する価値観の方も世の中にはおられますが、そういった人は不安神経症になる可能性が低いようです。

回避性パーソナリティー障害や、人とコミュニケーションをとるとストレスが溜まるような方は以下のような考えを持っていることがあります。

  • 自分に自信がない
  • 思ったような評価が受けられていない
  • 自分など役に立たない
  • 他者に対しての不信感
  • 自意識の過剰
  • 自分を受け入れてくれないのではないか?と不安
  • 「ちゃんと喋らなくてはいけない」という思い込み
  • 自分の容姿や体臭、しぐさなどで不快にさせるのでは?という思い込み

他者とコミュニケーションを取ることを必要以上に「特別なこと」と捉えるためにハードルを高めてしまっているのです。
不安神経症になる前に回避性パーソナリティー障害の傾向が強かった方は、人と会ったり話たりするのがさらに苦手になることがあります。

他者とのコミュニケーションが苦手な人はストレスを溜めやすく、不安障害になりやすい性質であるとも言えるのです。

不安神経症になりやすい性格、なりにくい性格

【この記事のまとめポイント】

  • 人と会ったり話したりするのが億劫になるケースは「回避性パーソナリティー障害」を併存している可能性がある
  • 回避性パーソナリティー障害の人でも「孤独が好き」なわけではない
  • 回避性パーソナリティー障害の人が不安神経症になると、さらにストレスを溜めやすくなる


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