不安神経症の主な症状~筋肉の緊張、首や肩のこり~

不安神経症は心の安定感を奪うだけでなく、体そのものに特徴的な症状が現れます。

共通するのは全身の緊張と硬化ですが、人によって現れる場所は違います。

健康な人であっても、何か危険や急を要するような場面になれば緊張するものです。

しかし、不安神経症の人は何も特別なことが起きていない状態であっても体にこわばりがあるのです。

このページでは、不安神経症からくる筋肉の緊張、首や肩のこりについて詳しく解説いたします。

筋肉の緊張

不安神経症の人には必ず筋肉の緊張がみられるといいます。
これは脳と全身の筋肉をつなぐ「自律神経」が関係しているためだと考えられます。

不安を感じたり神経質になると、それがストレスになって筋肉を固くさせる交感神経が働きます。

瞬間的なものならば問題ありませんが、長期化することで病的な症状に変わってしまうことがあります。

また、自律神経は脳内ホルモンの分泌に連動し「何か起こるかもしれない」「危ないかもしれない」など、先を予見して不安に感じます。

こうなることで、ストレスホルモンの『コルチゾール』や『ノルアドレナリン』が分泌します。
この2つの脳内ホルモンは、不安や危険に対して「すぐに対処ができるよう」血糖値や心拍数をあげて急場に備えるように筋肉に司令を与えるものです。

しかし、これは「準備をして待機している」状態なので、本来は長時間維持するものではありません
この状態が一日中、あるいは何ヶ月も続くことで症状を悪化させてしまいます。

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肩のこり

不安神経症からくる筋肉の緊張は慢性化すると疲労物質を溜め込み、それが「こり」となります。

「こり」は交感神経の作用で血管が収縮し、血流が悪化して疲労物質の回収ができにくくなることで引き起こされます。

多くの神経や細かい筋肉群、血管が通っている肩の周辺はその影響を受けやすい場所です。

「こり」は緊張が続いた後の結果的症状だといえますが、今度は「こりそのもの」が原因となって血液の流れを悪くして全身の生体液の循環を阻害していきます。

不安を感じたり緊張したりすると、健康な人でも肩が力みます。

「肩の力を抜いて」という言葉がよく使われるように、昔から心と身体のつながる場所として考えられていたのでしょう。

肩が力むとリラックスできず、考え方の視野も狭まりストレスを感じやすくなってしまいます。

首のこり

最近、多くの病気の原因と首のこりが関係していることが解明されています。
すべての神経が一度「首」という細い場所に集中されているためです。

この部分に「こり」が現れて、神経を圧迫するということは体にとっては一大事なことです。

首のこりと不安神経症の関係には2通りのことが考えられます。

一つは姿勢が悪いことで首がこって精神に影響を与え不安障害の原因になっているケース。

もう一つは、先ほど説明した「肩のこり」が原因で血流が悪くなって首までこってしまうというケースです。

要するに、首のこりが不安神経症の原因の場合と、不安神経症が首のこりを起こす場合とがあるということです。

首のこりはどちらかというと運動量の少ない仕事をされている人に多くみられます。
どちらにしろ、首は感情と脳に大きな影響を与える場所ですので、改善を急がなければなりません。

筋肉の緊張や首、肩のこりなどは全身の健康を著しく低下させる原因となります。
「たかが肩こり」などと軽く考えていると、うつ病やパニック障害などの重度な精神疾患に進行してしまうこともあるので注意が必要です。

心身の緊張からくる首こり・肩こりの原因や解消法

【この記事のまとめポイント】

  • 不安神経症は自律神経のバランスを壊して体を緊張させる
  • 不安は体を危険回避の準備段階で維持し続けてしまう
  • 交感神経の作用で血管が収縮し、疲労物質を溜め込むことが肩こりの原因
  • 首のこりが不安神経症の原因の場合と、不安神経症が首のこりを起こす場合とがある


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